2008年11月09日

同情するなら融資くれ by GM

「政府の支援がなければ『延命』できない」と公に発表するほどGMが追い詰められています。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081109AT1D0801Z08112008.html
 

S&Pによれば、GMの格付けはすでにCCC+まで下がっています。
投資適格をはるかに下回り投機(ばくち)の水準です。
ジャンクボンドの扱いを受けているので、新たに社債を発行することもままなりません。

CCC+の会社に融資を行う奇特な銀行もいませんから、銀行融資も絶望的です。
もう公的融資に頼るしか残された道はありません。
要するにGMを生かすも殺すも米政府しだい。

しかし、GMを生かしたとしても赤字を垂れ流し
さらなる融資を求められる可能性が高く悩ましいところです。

今のGMが技術的な優位にたっている分野はあるのでしょうか?
まったく思いつきません。

低燃費車を開発できなかった時点でGMはつんでいたのかもしれません。
 
基本的にアメリカは市場のことは市場に任せ、政府が介入しない国ですが、オバマ新大統領はどういう決断を下すのでしょうか。
posted by ケンタツ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済
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